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だから [読書した履歴]

学力低下を克服する本―小学生でできること 中学生でできること (文春文庫)こんな本を買いました。

『学力低下を克服する本』
(陰山英男・小河勝著 2006年12月 文藝春秋)

不登校や高校中退がニートやひきこもりの一因である。
学力低下が不登校や高校中退の一因である。
ならば、学力低下がニートやひきこもりの一因だろう。

事実、わたしが接するクライアントに小数点の計算ができないひとがいる。
小数点の計算ができないのは、小数点をどこに打つかを知らないからだ。
それを教えると、あとは足し算だけでなく掛け算もできるようになる。

実感として、計算ができるか否かだけの問題ではない。
できるか否かは、自己肯定感とも関係していると感じる。
また、できない子は意外と大人になっても勉強したがる。

つまり、小・中の学びそこないを学び直すことは自尊感情を治すこと。

そういうクライアントに算数を家庭で教える教材を探していたとき、
『小河式プリント中学数学基礎篇』という一冊の問題集を知った。
ちなみに、この問題集は“未来を切り開く学力シリーズ”第一弾。

“未来を切り開く学力シリーズ”とは、学力低下を家庭で克服する実践プロジェクトだ。
そして、『小河式~』の冒頭は、あの陰山式「百ます計算」である。
『学力低下を克服する本』は、その小河氏と蔭山氏の共著である。

本書は、基礎学力の大切さと何のために基礎学力つけるかについて書いてある。
そして、「ゆとり教育」の基礎学力軽視を憂う書である。
また、それは小・中学の画一的な基礎反復学習の重要性を説く書でもある。

個性とは、基礎学力あってこそなのである。
基礎学力が、実体験や競争により多様性をもち、
そこから生まれるものが真の個性なのである。

中学までは土木と基礎工事の時期だ。
それがしっかりしていないと「花」は咲かない。
だから、少なくとも中学生に「ナンバーワンよりオンリーワンがいい」などと言ってはいけない。
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TOTO

さっそく買いました。
by TOTO (2013-08-14 06:47) 

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