職業的発達段階の探索期の必要性について [キャリアカウンセリング]
ドナルド・E・スーパーは、人の職業的な発達を次の5つに区分した。
①成長期(0~15歳)
②探索期(16~25歳)
③確立期(26~45歳)
④維持期(46~65歳)
⑤下降期(66歳~)
若年者の就労支援とは成長期から探索期への節目に立ち会うことではないかと思う。
探索期は職業についての希望を形作っていく実践試行の時期であり、成長期は職業世界に対する積極的な態度を養い、働くことの意味について理解を深める時期である。成長期から探索期への移行を促すのが就労支援の主たる内容になる。
ところがうまく探索期に移行できずに成長期にとどまるケースも少なくない。年齢だけをみると、確立期の年齢でも探索期を経ていないために無理が生じる。そのため、人工的に探索期をこしらえる必要がでてくる。そこで、就労支援プログラムが必要になってくる。
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