いわゆる「サラリーマン」の勤労観はおかしくないか [お会いした人]
「組織で働くということは、上司の指示に従って働くべきである。だから、指示がないことには口出しする必要もないし、むしろ服従すべきである。」と、今日ある人に言われた。
その方は、50歳後半で、前職は大手企業に長く勤め、そのあと契約社員で、現在あるプロジェクトのメンバーの1人として仕事をしている。
まず、「組織」についてだが、現在のそのプロジェクトは実質3名で行っている。3人集まれば、ひとつの社会または組織を形成するという考え方もないことはないが、3名の組織をいわゆる大企業のような組織と同じと考えている節がある。それには無理がないだろうか?
次に、「上司の指示に従って働くべきである」だが、仮に上司の判断がおかしいと思っても何も言わないのだろうか?
さらに、「指示がないことには口出しする必要もない」だが、たとえ優秀な上司だとしても指示を待つだけで仕事といえるのだろうか?
これらは、大きな組織で長く歯車として、汗と涙を流したサラリーマン世代の立派な勤労観である。しかし、その勤労観はあまりに行き過ぎると「大企業病」に変容する。そう言い換えることもできる。
コメント 0