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系統的脱感作とユングの心理学的類型論の合わせ技 [キャリアカウンセリング]

 ある研究会に参加してユングのことを教えて頂いた。まったく未知だった私には大変有意義だった。そこで得たことを整理しておきたい。

 心の働きにはパターンがある(不規則ではない)
 心は二律背反(両立しない)の構造で成り立っている
 それゆえ、心はどちらか一方に動く(喩えると、利き手が右なら右利き)

 要するに、心の働きには次のふたつがあり、それぞれがどちらかに一方に動く
 ①知覚機能=情報を集める
            感覚(五感や観察)か
            直観(イメージやひらめき)か
 ②判断機能=結論を導き出す
            外向思考(その個人の皮膚より外=べき論)か
            内向感情(皮膚よりなか=気持ち)か

 したがって、たとえば「知覚は感覚で、判断は内向感情」のパターンや「知覚は直観で、判断は外向思考」のパターンなどがある。

 勉強不足を棚に上げても、知覚と判断、直観と感覚、外向思考と内向感情は同時に存在しないという二律背反はかなり腑に落ちる。

 これは、系統的脱感作の前提と同じである。つまり、人は同時に相反する精神状態にはいられないという。たとえば、リラックスと不安は同時に存在しえない。これを使って、リラックス状態のままで細かいステップを繰り返しながら不安がなくなるまで練習する。

 つまり、系統的脱感作の技法でユング式心の動きをチェックしてみれば効果的だと思ったのだ。


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