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小杉礼子氏と山田昌弘氏 [お会いした人]

 先日(12月12日)、ヤングジョブとやま・富山労働局・富山県主催の「人材確保対策セミナー」に参加した。
 
 講師は、小杉礼子氏と山田昌弘氏。

 いずれも著名な方で、私はその方々のお顔を拝見したく参加した。小杉氏は実は3回目である。前回はNHK(渋谷)のスタジオでお会いしている。約1年ぶりであるが、テキパキと話し、時々見せる「笑顔がステキ」だった。山田氏ははじめて見た。印象は、「くだけた優しい顔」だった。

 ここで話が終われば、本当に顔を見てきただけだ。しかし、一応話も聞いてきた。そこから私なりに

○小杉氏の話「若者を正社員採用しない理由は何か(特に中小企業の場合)?」
   小杉氏の調査によると…
    ①若者がきちんと育てられていない
    ②雇用側が社内で育てにくい(育てる自信がない)
   私は、ここからひとつの仮説を立ててみた。
   「就職観が育っており、かつ社内で育てやすいと思われる素養のある人」→正規採用
   いかがか?

○山田氏の話「1998年。このときから成績の悪い子は勉強しなくなった。」
   山田氏は、1998年を起点にして日本社会の状況が悪化し始めたと見ている。
   つまり8年前。そのとき私は36歳。一営業マンとして働いていた。厳しい時期。
   では、なぜ成績の悪い子は勉強しなくなったのか? 子どもは次のように考えたという。
    ①勉強しても、成績が良くならない
    ②「どうせ」フリーターになるんだろう
    ③だったら、勉強しなくてもいい
   う~ん、なるほど。と、納得してはいけない。これに対して、私は2つの反論をしてみたい。
   「勉強は、成績しいては学歴を高めるのでなく、自分の遂行能力を高める訓練の一つである。」
   「勉強しなくてもいいとしても他に何か学ぶことがないか。勉強しない、とフリーターは別の話。」

○テーマ全体「正社員か非正社員かじゃない基準で労働をとらえるとしたら何があるか?」
   今回のセミナーで、以下の図式が一般論として定説になりつつあることが分かった。
   高学歴(短大以上)→生産性の高い人→専門中核労働者→正社員
   低学歴・中退組  →生産性の低い人→定形作業労働者→非正社員
 
   しかし、生産性という基準ではなく、私は労働を「社会性」という基準でみてはどうかと考えた。
   であれば例えば、生産性は低くても、社会性が高ければ希望をもって働くことができると思う。


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