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論理的思考力と的確な伝達力の必要性 [キャリア教育]

 昭和30年代~平成元年までの学習指導要領は、
  「表現」=文章表現力(意見・理由の文章(=小論文)ではなく、いわゆる作文)
  「理解」=読解力
 であった。いわゆる「読み・書き」が中心であり、「話す・聞く」が後退していた時期であった。

 しかし、平成元年以降は逆になったようだ。すなわち、「音声言語教育」に重きをおいたらしい。

 それは国際化・情報化の促進に伴い、暗記中心の(知識獲得型)学習から本人自らが問題を発見し、解決策を考え、実行する主体的な(問題解決型)学習に転換を図ることでもあった。ところが望む結果は得られていないように思う。

 なかなか、直ぐには変わるものではないだろう。しかし、これまでの暗記志向型の一斉授業形式を補完する「音声言語教育」の必要性があることには変わりはない。

 私が知る「音声言語教育」は次のような流れをもつ。
 ①問題意識をもつ
 ②情報収集・分析力がつく
 ③論理的思考力を養う
 ④傾聴する態度ができる
 ⑤発表能力が向上する
 ⑥冷静な態度を保つ
 ⑦自分に自信がつく

 内気な国民性に加えて、長年の受容型教育に慣れた私たちは、「話す・聞く」の機会を与えられても引っ込みがちであった。また、それをよしとする価値観もあった。しかし、昨今の経済活動、否日常生活においてさえも、それではいけない。いくら普段無口でも、言うべき時には言わねばならない。

 それが、今求められている「生きる力」ではないだろうか?


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