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体験 [就労支援]

就業支援の手段に職業体験がある。それを目的別に分類してみた。

①居場所型……職場に居るだけ。自分の存在を認める。介護(富山型ディケアサービスがよい)。
②お手伝い型…単純作業。例えばお店のトイレ掃除から開店準備、後片づけ、簡単な対面接客。
③体力向上型…農業や立ち仕事。1日8時間×5日間を続ける身体能力、気持ちを涵養する。
④弟子入り型…昔でいう丁稚奉公。師匠がいて、仕事を基礎から仕込まれる。将来そこで働く。
⑤実践形式型…クライアント(依頼者)がいて、その要望に応じた成果物を納期までに納める。
⑥起業支援型…メンター(支援者)がいて、仮説→行動→検証→相談・報告を体験者自らで行う。

ふつうは、体験者の希望で体験先を決めている。しかし、そうではなくて、上記の①~⑥のような目的別で職業体験を設計していく方が有効ではないかと最近思う。

なぜなら、この目的別職業体験方式だと、就労までの段階が大体わかる。与えられた階段をただ一歩一歩上っていけばいいのだ。

体験先も含む支援者サイドは、体験をクリアできたか、体験者が体験の前後でどう変わったか、次のステップは何かに注意を払う。それを体験者にフィードバックする。そうすることで、体験者自身が次に何をすればいいかが自然とわかる(ということが起こる)。

今までの職業体験では、体験後の感想で、この仕事は“好き(嫌い)”や“興味・関心あり(なし)”が体験者の口から出てくるくらいだ。で、「じゃあ次どうすんの?」という空気が支援者側と体験者との間になくもなかった(つまり、ある)。

ほんとは、もっと職業体験を細分化できると思うが、今のところではこんな感じっす[猫]
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