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学校 [ひとりごと]

不登校・ひきこもりの心がわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)え~私は仕事柄、「働きたくても働けない」ひとを対象にしているので、不登校についてはほとんど素人です。
なので、不登校について勉強してみました。
【基礎知識①】 不登校は学校に行きたがらない状態。学校や束縛されることへの反発心が強く、登校したくないという意志がある。具体的になにが嫌か言える子もいる。一方、ひきこもりは家から出られない状態。束縛に反発するのではなく、回避する。社会への不安や抵抗感はもっているが、明確になにが嫌かわかっていない。(P6~7) 【基礎知識②】 不登校のおよそ3割がひきこもりになる。それ以外の7割の子は、なんらかの形で社会と関わっていきます。(P8)
なるほど、不登校の場合は学校へ行きたくないという明確な意志がある。そして、その理由を本人が自覚している場合もある。

ある心療内科医は「不登校はこどもの権利である」という。最初、これを聞いたとき戸惑った。こどもが学校へ行かないというのは、大人が職場に行かないのと同じ。だから、こどもが学校へ行くことは義務(立場に応じて法律的・道徳的に人が当然果たすべきこと)だと思っていた。しかし、義務ではなくて権利であるとは???

つまり、医師らにとって、最悪の事態(自殺、いじめ、虐待)に至るのを避けるために「学校へ行かないという選択肢も認めよ」ということらしい。確かに、死んでまで学校に関わる必要はないし、長い人生からみれば短い学校生活だけがすべてではない。

あと、親はこどもに教育を受けさせる義務がある。こどもは教育を受ける権利がある。だたし、受けない権利もあるという論理か。

根拠はともかく、不登校は、極端にいえば職場のストライキ権のようなものだ。つまり、正当な理由があれば出社を拒否しても良い。だから、スト権を行使し、さらに交渉権をもって一定の要求獲得をめざす。でも、そこまでこどもがやると、ある種の反学校闘争みたい。だったら逆に凄い。
文部科学省「不登校に関する実態調査」では、1993年度に「学校嫌い」を理由に年間30日間以上欠席して卒業した中学生のうち、5年後に就労している=54%、就学している=14%、就学・就労ともにしている=9%。合計77%が学校に通うか、仕事をしているという結果が出ている。(P62)
となると、そう悲観的なことではない。また、不登校のこどもを支援するインフラも整備されつつあることを考えれば、他の大勢と違うコースを歩んだ「学びの多様化」ともいえなくもないのかもしれない。

一方、ひきこもりは事態が異なるようだ。それはまた次回に[猫]
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