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直線 [読書した履歴]


仮説力『仮説力』(竹内薫著 2007年2月 日本実業出版社)を読みました。

本著を私なりに要約すると…

原因と結果”はあくまでもひとつの見方。したがって、そうでない可能性がある。だから、複数の仮説(たくさんのシナリオ)をもて。そのためには、“直線思考”をやめる。“ネットワーク思考”をする。そして、複数の仮説から現実に近い仮説を取捨選択し導出する+“粘り”。さらに、その精度を上げるには、驚きや新たな発見を数多く体験する+自由な発想(発想の転換)。それが仮説力。

以下、引用部。

“原因と結果”
原因と結果というのは、あくまでも、物事のすごく複雑な現象をわかりやすく解釈するための、ひとつの見方です。だから、(略)原因と結果というのは解釈を決めれば、たしかにその解釈に決まりますけれど、そうでない解釈も可能なことが多いのです。(P39)
“直線思考”
われわれは、えてして、「1回転でねじれたものを、さらに同じ方向にもう一回転させたら、もっとねじれてしまう」という直線的な思考に走りがちです。しかし、(略)世界の構造は、そういった「直線思考」でとらえきれるとは限らないのです。ビジネスや日常生活のさまざまな局面でも、直線思考による決めつけによる失敗は多いはずです。(P138)
“ネットワーク思考”
”「原因・結果」を脱する別の発想法をご紹介しましょう。名づけて「ネットワーク思考」。それは、原因から結果へ、という直線的な流れではなく、複雑に絡み合った網の目として世界をとらえる考え方です。(P146)
“粘り”
ビジネスの種というのはみんなに平等に転がっています。けれども、最初からまずダメという人はダメだし、それから、ちょっとやってみて「難しいね、これは」という人もダメなんですよ。それに対して、粘って粘って絶対最後までやるぞと根気強くやる人がいるんです。その人たちは、何らかの結果を出しますよね。(P97)
ちなみに、「書評はあくまでも仮説である」(本著P159)、特にわたしのはグレイな仮説である[猫]
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