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味方 [発達障害のこと]

発達障害だって大丈夫―自閉症の子を育てる幸せ『発達障害だって大丈夫』(堀田あけみ著 2007年1月 河出書房新社)

自閉症の子をもつ母親であり、作家であり、心理学者(発達・教育心理学者)である著者の子育て論(物語)。

「発達障害の個人差は、大変大きなものです。遅れている分には、あまり心配は要りません。ただ、順序が正しくないときは、脳の機能の障害という可能性が出てきます。発達障害は、英語で言うとdevelopmental disorder、順序(order)が違う(dis)ということ…」(P38)

たとえば、聞く・話すは読む・書くに先立つ。したがって、読む・書くは、聞く・話す確立を待って発達し始める。それが、正常。

つまり、まだ聞く・話すが正常に稼働していないうちに、読む・書くが先行してしまうと、その分を埋め合わせるように読む・書くが稼働してしまい、結果“変な”行動が生じる。

あと、面白いのは障害児をもつ親として、敵を減らすより味方を増やす“方針”らしい。

つまり、障害をもつ人は困難を抱えている。これは仕方ない。じゃあ、どうするか。可愛がられること。嫌われたら、どんどん人は離れていってしまう。

それは障害者だから大事にしてほしいということではなく、ひとりの人間として好きになってもらえるように、ということである。確かに、これは大事。
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