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液体 [読書した履歴]

「からだ」と「ことば」のレッスン (講談社現代新書)こんな本を買いました。
『「からだ」と「ことば」のレッスン』(竹内敏晴著 1990年11月 講談社)

竹内氏の『ことばが劈かれるとき』は、とぉ~っても面白かった。いや、それ以上だった。一番、残っているのは「からだは液体」といっていることだ。わたしは、これまで、からだというものは固体だと思っていた。でも‥、というより、たぶん、からだは液体なんだと思う。液体のからだを皮膚という薄い皮が包んでいるんだと思う。

なぜかというと、漸進的筋弛緩法というリラックス法があるが、あれをやるとからだの内側を波打つように振動するのがわかる。あれなんかは、まさにからだの内側が液体でできていて、それが伝わっているようなものではないだろうか。そう考えると、これ以外にも合点がいくことがいくつも見つかる。

と、いうように竹内氏はからだを従来思っていたようには考えない考えを提示してくれる。したがって、声なんかも、見方というか捉え方が違ってくる。たとえば、声をかけるというのは、ほんとは水をかけるみたいに、モノ的なものだったりするんじゃないかと感じられたりする。また、声そのものや声の出しかたも竹内氏の本を読んだ後は「変な声」「変な声の出し方」って、人のをみて感じたりする。
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