いやし [読書した履歴]
こんな本を買いました。
『はじめての医療面接』
(斎藤清二著 2000年8月 医学書院)
よみやすい。わかりやすい。
医学部生でもなく、看護士でもなくして、
ただのキャリアカウンセラーにとっても、とってもいい本。
なぜか?
◆理由、その1
“医療の目的をdiseaseとillnessとの二つで考えよう”
disease=身体器官の客観的な生理異常あるいは機能異常
illness=患者が自覚する不都合や主観的な何らかな苦痛
diseaseの治療は最近の医学のめざましい発展により日に日に進歩している。
しかし、患者自身の主観的な苦しみに対する治癒は、適切に行われていない。
だから、医療は医療面談をもっと行い、illnessを癒すものでなければいけない。
としている点である。
キャリアカウンセラーは、医療行為はしない。
しかし、illnessの部分での治癒行為はする。
したがって、医師の医療面談とキャリアカウンセラーの技法は共通している。
◆その2
“「分かった」ということを相手に伝えるために「分かりました」ということばを使うことは、予想されるほど効果的ではない”
ということが、書いてあった。
これは、自分自身もそう。そして、相手が使う場合も「ほんとは分かっていない」ことが多い。むしろ、話を切り上げて終わりにしたいときや、むしろ「わかりたくない」ときにしばしば用いる。
これは、ここで、「分かりました」とカウンセラーがいうよりも、<くり返し>(山彦式応答法)という技法を使った方が効果的である、ということを説明している件の引用である。
このような基礎的技法の他に、<要約>を丁寧に行えば、患者の物語・語りを紡ぎ上げ、ナラティブと呼ばれる効果的な技法(治癒)になることや<焦点づけ>というわたしがこれまで知らなかった技法も説明してあった。
よって、良い本なのである。なんとか、この本のような実践ができれば、と思ふ。
『はじめての医療面接』
(斎藤清二著 2000年8月 医学書院)
よみやすい。わかりやすい。
医学部生でもなく、看護士でもなくして、
ただのキャリアカウンセラーにとっても、とってもいい本。
なぜか?
◆理由、その1
“医療の目的をdiseaseとillnessとの二つで考えよう”
disease=身体器官の客観的な生理異常あるいは機能異常
illness=患者が自覚する不都合や主観的な何らかな苦痛
diseaseの治療は最近の医学のめざましい発展により日に日に進歩している。
しかし、患者自身の主観的な苦しみに対する治癒は、適切に行われていない。
だから、医療は医療面談をもっと行い、illnessを癒すものでなければいけない。
としている点である。
キャリアカウンセラーは、医療行為はしない。
しかし、illnessの部分での治癒行為はする。
したがって、医師の医療面談とキャリアカウンセラーの技法は共通している。
◆その2
“「分かった」ということを相手に伝えるために「分かりました」ということばを使うことは、予想されるほど効果的ではない”
ということが、書いてあった。
これは、自分自身もそう。そして、相手が使う場合も「ほんとは分かっていない」ことが多い。むしろ、話を切り上げて終わりにしたいときや、むしろ「わかりたくない」ときにしばしば用いる。
これは、ここで、「分かりました」とカウンセラーがいうよりも、<くり返し>(山彦式応答法)という技法を使った方が効果的である、ということを説明している件の引用である。
このような基礎的技法の他に、<要約>を丁寧に行えば、患者の物語・語りを紡ぎ上げ、ナラティブと呼ばれる効果的な技法(治癒)になることや<焦点づけ>というわたしがこれまで知らなかった技法も説明してあった。
よって、良い本なのである。なんとか、この本のような実践ができれば、と思ふ。
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