先日、富山県内のあるご家庭を訪問した。
蛙の声と小鳥のさえずりしか聞こえないような山間。
ここは、お寺やお宮さんの行事、地元の青年による春祭りや秋は獅子舞がある。
また、このお宅にはお寺さんが月に三回仏壇を参るのだという。
訪問の日、このお宅のおばあちゃんは、桜見物に出かけている。
月に一度は、どこかのお宅でお年寄りらが集まりお茶などして楽しむ。
昔ながらの、“互酬性(おたがいさま)”が、しっかり残っている。
これらを文化というとしたら、このような昔ながらの文化は生きる知恵。
最近、マスコミは“孤立死”を繰り返し放送している。
しかし、この山間には、老いを受け入れて穏やかな死の文化がある。
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