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すうじ [読書した履歴]

日本の統計〈2012〉こんな本を買いました。

『日本の統計 2012』
(総務省統計研修所編 2012年3月 財団法人日本統計協会)



『100の指標 統計からみた富山(平成23年度版)』(http://www.pref.toyama.jp/sections/1015/books/book5.html)を買う。

富山県の産業別市場規模マップなるものを作成することになった。
そこで資料探し。その結果、この2冊が使えそうと思って購入した。

いや~、数字ってみてると意外と面白い。

一番最初に感激したのは、富山の漁業だ。

本書をみると、富山で漁業に従事するひとは、な、なんと900人である。
たった、900人とは驚いた。ちなみに、愛知県はもっと少ない600人だ。

富山は、「ブリ大根」「ます寿司」など魚がおいしいというイメージがある。
県も、「きときと」という富山の方言で日本海の美味しい魚をPRしている。
確かに、わたしも魚はよく食べる。生で食べる刺身や寿司はご馳走だ。

漁港も、東から西まで、小さいながらも三つか、四つあって毎日のように水揚げされている。
しかし、海に出たり、定置網で魚介類をとったりしているのが900人とは思わなかった。
もっと多いと思っていた。いや~、感謝せねば、お陰で美味しい魚が食べれるんだもん。

あと面白いのは、日照時間である。ちょうどいまの季節の富山はとても暗い。
天気予報でも、「全国的に明日は晴れるでしょう。但し、日本海側は雪」とか。
そういう落差が大きい時期なのである。住み慣れているが結構辛いもんだ。

富山の日照時間は、47都道府県中40位である。ただしこれは平成22年のみ。
過去30年でみると、年間日照時間は堂々の45位である。46位と47位って…。
年平均は1612時間。365日で割ると、日4.4時間。1日の約18%かよぉ~。

とはいっても、22年度の1位(山梨県)は、1日6時間。25%だ。7%の差。
7%しかないことになる。いやいや、7%も差があることになる。どちらもあり。
ともかく富山のこの時期は、夜かどんよりした曇りのどちらかなのである。

こんなことを書きながら、農業のことを考えている。富山は米どころといわれる。
ところが全国シェアは2.51%。思ったほどでない。漁業の蟹(2.48%)とほぼ同じ。
人口割合は0.8%だから、お米と蟹のシェアを人口のシェアで割ると約3倍になる。

つまり、お米と蟹を県外に輸出して外貨(?)を稼いでいる。そのお金で野菜と鱈を買う。
というのも、富山県は野菜類の生産が少ない。冬キャベツのシェアなんて0.1%だ。
これも日照時間の影響だ。富山の夏の日照時間は全国35位、どんだけ冬が暗いか。

そんなもんだから、TPPでお米が自由化しようもんなら富山の農業は…なんて考えてみる。
おそらくお米の県外輸出は減るだろうな。だって、県外の人はカリフォルニア米買うもん。
それでも、富山の農家は困るかなあ。困るのは、農協や流通関係やえらい人だけだろう。

つまり、庶民レベルではそんなに変わらない。農家はもう赤字だし、安い米を買うだけ。
たいした問題ではない。それと、農業で残るひとは残るだろう。
もしかしたら、若い人が大規模農業をするチャンスとなるかもしれないし…。

などと、論理の飛躍も多々ありつつも、数字を使うと話が膨らんで楽しい。それは確かだ。
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