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自分にとって得な感情をもつためのテクニック [カウンセリング理論]

 カウンセリング心理学の國分康孝氏は、「せっかくならば、自分の考えを修正してでも、自分にとって得な感情をもつ方がよい」と教えている。
 では、自分の考えを修正して得な感情をもつにはどうしたらいいのか? まず、自分のある考えを特定する。次に、特定した考えの前提をさぐる。そして、その前提を検証する。検証では、その前提となっている考えが、論理的か、事実(本当)か、で見極める。その結果をもとに適切な考えに修正する。
 例えば、自分に行き過ぎたある考えがあるとする。その考えの前提を検証してみると論理的でもなく、現実的でもない。だから、その部分を批判して、適切な考えに修正する。それによって、感情が変わる。感情が変わったことによって阻害されていた行動が変わる、というわけである。
 國分氏は、論理的か、現実的かの他にもうひとつ大切な検証の際の基準があるとしている。それは、事実に基づかず論理も乏しいが、人の感情を落ち着かせてくれたり、ほぐしてくれたりするかどうかという基準である。結果的に感情を修正してくれればそれでOKじゃないか。自分にとって役に立ち、得であればその考えを活かせばいい。それは、いわゆる冗談やユーモアである。冗談やユーモアは感情や行動を適切な方向に変えることができる、というわけである。


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