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最近、人に触れたり触れられたりしていないかも [カウンセリング理論]

 ちょっと前になりましたが、冨田和巳先生(こども心身医療研究所)の講演を聴いてきました。
 (「子供を守る親の会」富山県連絡協議会」主催の第16回教育文化講演会)

 その中で、一番興味深かったことは、「二歳頃までの触覚の大切さ」でした。

 触覚の大切さの理由を私なりにまとめますと…

 ①身体(物質+生命)→感覚→情緒→知の順番に育つ
 ②感覚のなかで、触覚は基本である。なぜならば、全身にある。また能動と受動が一致している
   例えば、心地よい感覚→情緒が芽生える→知
   逆に、不快や痛み→恐怖、不安、不信→混乱、無気力
 ③存在を肯定する。すなわち、自己肯定感が育つ。例えば、おんぶ、おっぱいなど…

 これは子供が育つ基本の部分の話なので、赤ちゃん~小学生くらいまでのことでしょう。しかし、私はこれを青少年~成人~高齢者~お年寄りまですべての年代に一般化して考えてもいいのではないかと思いました。

 それはなぜか?

 ①現代は触覚(人と人の触れ合い)が抜け落ちること多い。例えば、ゲームや自動販売機のボタン
 ②人間関係の希薄さを手軽にしかもただで解消できる
 ③触れる方も触れられる方もつながっている、孤立していないということを実感できる

 話は少し変わりますが、昔、テレビのお笑い番組で「触って触って誰でしょう?」というゲームをやっていました。目隠しをした人が、相手のクビから上だけを触って誰かを当てるというものです。


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