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職業教育 [キャリア教育]

図解 はじめる小学校キャリア教育2004年11月発行 三村隆雄先生編著

本書は、現場の先生方のための実践書である。現在、小学校は、国語、算数、理科、社会の他に、体育、音楽、家庭、図工、さらに道徳、総合、学級活動の時間枠がある。もちろん、キャリア教育という時間枠はない。ない中でどうすればよいか? という疑問に応えている。基本的には、各時間枠のなかにキャリアの視点を取り入れたり、総合や道徳、国語の時間を活用する。

例えば、「成長の実感と他者との関係から生き方を学ぶ」とか「花壇づくりなど、縦割り集団による勤労生産的活動」「『夢の設計図』と卒業研究を通じた生き方の学習」などで、将来主体的に職業選択できる力を育む教育が試みられている。

本書で紹介されているキャリア学習プログラムは四つの領域の職業的発達にかかわる能力を高めることを目標としている。
P7「職業観・勤労観を育む学習プログラムの枠組み」より抜粋
①人間関係形成能力=自他理解+コミュニケーション~役割を果たそうとする
②情報活用能力=情報収集+探索+職業理解~自分に必要な情報を探そうとする
③将来設計能力=役割把握+計画実行~将来や今しなければいけないことを考えようとする
④意志決定能力=選択+課題解決~自分のやりたいこと、できそうなことを選ぼうとする
以上は、小学校高学年に求められる能力として書かれている。

中学になると、「従来の進路指導とどう違うの?」という意見が現場の先生方の多くの疑問である。

高校になるとどうなるか。今日の「北日本新聞」(富山県の地方紙)朝刊の1面に、高校のキャリア教育の一環として、普通科の生徒が農業や工業などの職業科の授業を選択でき、職業科の生徒は大学進学を視野に国語や英語などの科目を選択できる制度が4年後くらいを目途に県教育委員会が検討していると報じていた。

このように、各関係者のご尽力によってキャリア教育というものが学校に浸透しはじめている。現場の先生方も頑張っておられる。ありがとうございます。今後も、学校から社会へ移行するときに立ち止まってしまうような若者を作らないような尚一層の工夫と努力をどうぞよろしくお願いします。(って、そんなこといってどうする。そういう立場?!私は
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