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鬱① [就労支援]

ツレがうつになりまして。本書は、鬱を「…現代という時代に特有の小さなつまずきによって導かれた誰にでも起こり得る病気…」(P4,5)と表現しています。

働きたくても働けないひとには、鬱病や軽症うつを患ったひとが少なくありません。病気なので医学的治療が最優先です。なので、本来就労支援の対象ではありません。しかし、回復基調に入ると精神科や心療内科の先生は少しずつ仕事に就く準備を勧めます。それをキャリアカウンセラーが受け持つことになります。そういう就労支援のケースは決して少なくありません。

鬱のつらさは、なったひとにしかわからないでしょう。どうしようもできない焦燥のような、むずがゆい不快感のような、そんな闇の中で生きるつらさは想像をこえるものがあります。

本書はそれをわかりやすく描いてあります。著者は、漫画家。鬱になった夫の日記をもとにマンガにしちゃった本です。鬱は本人もつらいが、実は周りもつらい。そのあたりも巧みに描いています。鬱になると、考える力が弱くなります。判断することもできません。それよりなにより見たり聞いたりさえもつらくてできません。そんなとき、難しい本は読めるはずがない。でも、この本ならなんとか読めます。

鬱は、回復基調でも薬物治療が基本です。プラス「ただ時間がながれるのを耐えて待つ」(P125 ツレさんのおわりに)しかないと思います。鬱でも、やがて必ず仕事には就けます。のんびりと、時の力を信じて待ちましょう[猫]
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