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学問 [読書した履歴]

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』
(水月明道著 光文社新書 2007年10月)を、全部読んだ。

本著後半は、“入院(大学院に入ること)のメリットを生かそう”という主旨になっている(と思う)。
「学問を身につけるということと、仕事をするということとを、必ずしも結びつけて考える必要はないのではないでしょうか。私は学生時代から、学問は学問、仕事は仕事と分けて考えていました。学問への純粋な取り組みと、仕事を行うということは、異なる次元の問題だと思ったからです。学問を身につける段階において獲得したさまざまな技能やフレームワークは、多くの分野においても転用できるものです。それは、必ずしも、学術の世界だけに留めおかれるようなものではないでしょう」(P178)
これは博士課程を修了し「人間環境学博士」となった直後、IT関連会社を興したひとの言葉である。専攻は「建築学」、にもかかわらずまったく畑違いの分野で活躍している。
会社創立から7年目で東証マザーズに上場を果たす。さらに…
「自らが地道に積み上げてきたものを、一つの方向性だけでなく複数の道で、どのようにいかせるかと考えることは、新たな可能性を見出すきっかけとなるかもしれないのです」(P179)
あると思います。しかも、なんともキャリアカウンセリング的なお言葉ではないか。

<まとめ>学問は学問、仕事は仕事。専門知にこだわらない。

それで、道が開ける。だって、「博士」だもん。あっ、いかん。また、言ってしまったわい[猫]
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