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右派 [ひとりごと]

2月16日付朝日新聞に神奈川大学教授的場先生(「超訳『資本論』」著者)のインタビューがあった。最近、マルクスが注目されていることに対し、“なぜ、今マルクスなのか”という問いかけであった。

私なら、「マルクス派の経済学からすると、“今の経済をどう見るかが知りたい”から」だと思う。

先生は、「右派のひとたちが、本当のことを知られるのが怖いから…」というふうに答えている。

今は景気後退中。派遣や非正規雇用の契約終了、正社員の非自発的退職が増えているようだ。

実は、今の経済体制には常に一定の余剰人員は必要である。景気の緩衝材である。そして、右派のひとたちにとっては、余剰人員は増えることはむしろありがたいことである。なぜなら、景気が回復、さらに前進していく局面には人的資源に変わるからだ。

しかし、右派のひとにとって本当に怖いのは、失業状態のひとが政府や企業に団結し抗議して、社会的・政治的問題に発展することではない。そうではなくして、マルクスを勉強して“本当のことを知られる”ことが最も怖い。だから、今マルクスが注目されているらしい[猫]
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