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純粋 [発達障害のこと]

ふしぎトーボくん (1) (集英社文庫―コミック版)『キャプテン』『プレイボール』の漫画家ちばあきおさんの『ふしぎトーボくん』。

主人公のトーボは、いわゆる“へんなやつ”です。
その変さ具合が私には「発達障害」にみえます。

聴覚過敏、ひとの気持ちが読めないとこ、木の葉脈など細かい部分に興味をもつとこ…。そして、何よりも人とつきあえないとこ…。

この異色な漫画は、トーボくんが児童保護施設から帰るところから始まり、戻るところで終わりです。人間の「複雑さ」に適合できず孤立し自分のカラに閉じこもる、今でいう不登校・ひきこもり物語です。

この作品は1981年、つまり今から約27年前から連載されました。

私はちばあきおさんも「発達障害」だったのではないかと思っています。なぜなら、見た目では分からない「発達障害」の生きる困難さを描けるのは、当事者かその身内でないと無理だからです。ちなみに、原作は実弟です。たぶん、兄の「発達障害」の特性をヒントにしたのだと思います。

見た目は普通と変わらないがゆえの誤解と闘うトーボくんの純粋さが読む者の心を打ちます[猫]
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