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推論 [就労支援]

[図解]大人のケンカ必勝法 論争・心理戦に絶対負けないテクニック先日も少し紹介したが、『大人のケンカ必勝法』
(和田秀樹著 2005年9月 PHP研究所)

これが結構面白い。

著者は精神科医でもあり、その主張は就労支援に応用できそうなのだ。

そのひとつがこれ[バッド(下向き矢印)]
スキーマがある人は、相手の意見をまったく受け入れないことが多い。(P26)
スキーマとは思い込みである。働きたくても働けないひとのなかには、「はい、わかります」「はい、わかりました」といいながら、まったくこちらの意見を受け入れないひとがいる。最初の頃は、頭ではわかっちゃいるが行動に移せないんだろうと思っていた。しかし、行動がわかったことの証拠なのだから、結局わかっていないんだ、受け入れていないんだ、と最近思うようになった。

では、なぜ受け入れないのかというとスキーマがあるからである。そして、スキーマとは…
スキーマの怖さは、(略)自分が強い思い込みを持っていると、二項対立的になり、別の可能性、つまり並列で存在する他の可能性を想像できなくなってくる。
例えば、「学校の勉強をすれば頭が良くなる」「ゲームをすれば頭が悪くなる」というスキーマを持つ親がいるとする。

しかし、これは正しいのだろうか。「頭が良くなる」方法を正しく探るとしたら、勉強もひとつ、ゲームもひとつ…。他にも、スポーツや読書もそう、イタズラ、農作業、家の手伝いも…と、いろいろな可能性から推論することができるはずである。

結局、<勉強が良い・ゲームが悪い>という二項対立的な思考に囚われている。そうではなく、並列の関係でより幅の広い選択肢が存在することを示した方が建設的でかつ健全な思考である。

したがって、働きたくても働けないひとのスキーマも同じことで、まずは「自分だけじゃない、他のひともおんなじ思いをしているんだ。わかってくれるひとがいるんだ」ということから、「こういうひともいる。ああいうひともいる」という幅をもち、さらに「どんなときでも、他の選択肢や方法がある」と思い、いろいろな可能性からよりよい解決案を出すという方法を知る。

そうすれば、いろいろなひとの意見も受け入れられるようになる[猫]もんだ。
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