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権利 [ひとりごと]

子どもの権利―中・高校生向』を手にとって読んでみる。

そのなかのP48には、「〈休息と遊ぶ権利〉 第31条 子どもは、休暇をとって遊んだり、年齢にふさわしい遊びをする権利をもっています。」と書かれています。

これは1989年に国連が満場一致で採択した「子どもの権利条約」のなかの一文です。1994年には、世界約180カ国中169カ国が批准しているそうです。ちなみに日本は158番目だったそうです。

教育先進国とよばれるスウェーデンの学校教育は、子どもの主体性や互いの意見や価値観の違いを認め合うことを目的としているようにみえます。“多元的な世界を尊重し、かつ互いが平等である”ということをこどもたちが学んでいるようです。

一方、日本の学校教育は一昔前とあまり変わっていないようです。例えば、中学校の入学式も私が中学に入学した34年前とほとんど変わっていないみたいです。また、中学校は全員制服を着ます。その有り様は、とても一元的で統制がとれたもので美しくもあります。

また、日本の教育はもともと設定されているある一定の教育水準に達することが目的であり、それを最も優先するという感じです。言い換えれば、中学生全員がひとつの目標に向かって予め決められた内容の習熟に努力する一元的な世界だといえます。だから、“互いの差異を尊重し、かつ互いが平等である”ということを子どもが学ぶ優先順位は低いようにみえます。

だから、日本の教育は良くないとはいえません。なぜなら、それはそれで長所もあるからです。ただし、現在の日本の教育環境のなかでは、冒頭の「子どもは、休暇をとって遊んだり、年齢にふさわしい遊びをする権利」はその親が守ってやらなければいけないのではないかなあ~と感じました[猫]
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