哲学 [読書した履歴]
こんな本を買いました。
『はじめて考えるときのように』
(野矢茂樹著 2004年8月 PHP研究所)
『哲学の謎』
(野矢茂樹著 1996年1月 講談社)
ふと野矢氏の本を読みたくなった。同氏の本は、『論理トレーニング101題』を買って読んでいた。
いまこの二つの本のことを書こうと思っているが何を書けばいいか困っている。というのは、読んでいるときが一番考えているときでそのことを書きたいのだが、それがとても多くて、しかもどれも大事で、どれを書いていいか迷ってしまうからである。逆にいえば、どれを書いたとしても、それが一番あるいは二番ってことはないし、書いてないからよくないということでもない。だから、迷って書けないのだ。
因みに、後者は間違いを恐れずにいうと『哲学史』になっている気がする。例えば、第一章のタイトル「意識・実在・他者」は認識論、つまり観念論VS唯物論だし、第二章の「記憶と過去」、第三章「時の流れ」は、ベルグソンを連想させる。後半の第六章「規範の生成」、第七章「意味の在りか」あたりはレヴィ・ストロースやフーコーを連想させる。わたしにとっては、個々の哲学的テーマの復習でもあり、それらの時系列的な整理にもなったような気がする。
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