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してき [読書した履歴]

ケアの本質―生きることの意味こんな本を買いました。
『ケアの本質』
(ミルトン・メイヤロフ著 1993年 ゆみる出版)

まず、なぜこの本なのか。キャリアカウンセリングは、「職業選択の意志決定の必要性の自覚」からはじまる。つまり、そういう自覚があることが前提なのである。しかし、必ずしも現実はそうではない。たとえば、中学生や高校生にそういう自覚があるかというと、そうではないように…。

ならば、キャリアカウンセリングプロセスの前段階は、何なのか。それで、わたしがとりあえず考えついたのが“ケアマネジメントプロセス”である。なにも、ケアマネは介護の分野だけの仕事ではなかった。就労支援の現場においても、「ケア」の概念はとても必要なのである。

それでは、「ケア」とは何か…。そうなって、この本にいきついた、というわけである。

読むと、「ケア」とは極めて人間的な行為であることに気づかされる。何もわざわざ「ケア」なんていわなくたって、みんな自然にしていることが「ケア」だったりする。(いや、自然にしているではなく、していたことだった、というべきなのかもしれない。なぜならば、わざわざ「ケア」なんてもちださなくてはいけなくなってしまったから…。あたりまえのことが、以前はあたりまえであったが、今はあたりまえでなくなった。だから、あたりまえのことをあらためて問わなくてはいけなくなった、ということか…)

この本の文章は、パンフレットのような文章だ。難解でもなく、長くもない。むしろ、詩的な感じがする。それほど、読む側次第という感じがする文章だ。別も言い方をすれば、読む側によって、とても豊かな内容である場合もあれば、そうでもない場合もあるだろうなあ、と感じさせる文章だ。

たとえば、…、といきたいところだが、ここでやめとくちゃ。
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