SSブログ

きぼう [就労支援]

社会的に孤立しがちな若者の就労支援にとって、<希望>はキイワードなようだ。

玄田先生は「希望学」、山田先生は「希望格差社会」といっている。希望があることが若者に限らず、わたしたちが働いていくため、生きていくためには大事な要素なようだ。

でも、じゃあ、希望って何なんだろう? 希望をちゃんと考えたひとがいるのだろうか?

少なくとも、ミルトン先生は考えていたようだ。それは、先生の『ケアの本質』を読むとわかる。

たとえば、希望とは…
①“現在の豊かさ”の表現
②生き生きした現在そのもの
③活力を与えてくれるもの
④何か身をゆだねるものがある状態またはあり得る状態
⑤春の到来に似ている

また、希望と期待の違いとは…
期待は、特定(限定)されたもの。希望は、もっと一般的なもの。

さらに、正しくない希望とは…
正しくない希望は、現在より先やなるべき将来を良しとし、現在をそうでないダメなものとみなす。また、現在より先が最優先される事柄で、現在はそれに従属する単なる手段とみなす見方。
たとえば、子どもの将来ばかりをみて、子どもの今の姿を見ようとしない親。
一方、正しい希望は、将来まで視野にいれつつ、現在の意義を拡大するもの。

いや~、深いわ、ミルトン先生。

あなたは希望的観測でもなく、根拠のない期待でもない、正しい希望を持ててますか?
nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 1

名古屋の虎

『希望を捨てる勇気-停滞と成長の経済学』(池田信夫、ダイヤモンド社)を読みました。

根拠のない希望はもつべきではないでしょうね。少なくとも、社会やサッカー日本代表については、根拠のない希望を語るべきではない。

個人についてはどうなんだろう?


by 名古屋の虎 (2010-06-10 07:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

してきほうむぺいじ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。