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いえる [読書した履歴]

フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本―クライエント中心療法を本当に役立てるためにこんな本を買いました。
『フォーカシングで身につけるカウンセリングの基本』
(近田輝行著 2002年11月 コスモス・ライブラリー)

カウンセリングの基本といえば、「共感的理解」「肯定的受容」「自己一致」。
しかし、これらをよくよく考えていくと殊の外難しいのである。特に、わたくしには、「自己一致」が特に謎であり難しい。そして、「受容」が難しい。つまり、“受けとめる”“受け入れる”ことが、いかに難しいことか、と。

この本は、買ってよかった。もう、最初の数ページ読んだだけで、そう思った。何かわたくしが考えていることを、わたくしにかわって言葉にしてくれているようなそんな感じがした。それだけで、どうもありがとう、って感じである。そして、読んだ後も、やっぱいいわ、と思った。しかし、それを“受け入れる”、つまり、消化して自分のものにするには一度だけでは、まだまだぁ~、って感じがする。だから、もう一度、読むかもしれない。

さて、何がいいのか。それは、「自己一致」について詳しく書かれているからだ、と思ふ。しかも、ロジャースの自己一致(わたしがキャリアカウンセラーの資格を取得したときに習った自己一致)の解釈とは別の解釈が示されていたのだ。それは、静的なイメージではなく動的なイメージ。流れ、過程、生成、そういう言葉で言い表す方がぴったりする感じの自己一致なのである。

フォーカシングは、カウンセラーがカウンセリングでする場合、クライアントは自らの内側とつきあうことになる。それは同時に、カウンセラーがカウンセラー自身の内側とつきあうことでもある。それが、「自己一致」である。

何だかまだまだうまく消化しきれず、うまく言い表せていない感じがする。しかし、フォーカシングはロジャースの「自己一致」をより詳しく、より深く正確にしてくれる。それだけは、はっきりと言える。
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名古屋の虎

昨日、東京にて経験代謝のセミナーを受けてきました。セミナーと言うよりも、講演会かな。いまいちでした。なんだかなーーみたいな。

東京の街は暗かったです。ところどころエスカレーターも止まってました。節電のためです。

朝比奈さんと山田さんに会ってきました。

5月に会いましょう。できれば高山で。
by 名古屋の虎 (2011-04-24 06:59) 

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