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けしき [読書した履歴]

こんな本を買いました。

『体験過程と意味の創造』
(ジェンドリン著 1993年 ぶっく東京)

この本は、ジェンドリンの心理学の本というより、哲学の本のようである。まだ、最初の部分しか読んでいない。しかし、まったく歯が立たない、というものでもなさそうである。なので、何度も読み直すつもりで、通読することにした。

難しさもあるが、通読していると、意味がわからなくて、なんのことが書いてあるのかさっぱりわからないことが少なくない。でも、気にせず読み飛ばすのである。そして、なんとか章の終わりに辿り着くのである。まるで、文字をただ眺めているような気分になることもしばしばである。それは、あたかも、マラソンや登山をしているようでもある。

以前、ウィットゲンシュタインの「論理哲学論考」を書いた野矢氏の『「論理哲学論考」を読む』を読んだときもそうだった。あれは、結局7回読んだ。この本もその手の本かもしれない。もしかしたら、翻訳だからそれ以上かもしれない。だとしたら、大変だ。

それでも、読むのか、お前は? それは、わからない。読むかもしれないし、読まないかもしれない。でも、読んだら、きっとその到着点の景色はそれはそれでいいもんだろうなあ…。
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名古屋の虎

首の調子がいまいちです。

ところで、この本、経験代謝に通ずる本ですね。経験代謝について、盛田さんなりの定義を教えてくださいませんか。

あるHPにはこうまとめられていました。

「キャリアカウンセリングを通して、過去の出来事を前向きに再定義することにより、自分の人生を前向きに捉えられるようになっていくこと。」

私なりに言えば、「経験代謝」とは、

フォーカシングでいえば「体験過程が深まり、フェルトセンスに触れ、やがてフェルトシフトしていくプロセス」であり、

ナラティブセラピーでいえば「オルタナティブストーリーを意味付けていく」プロセスではないか、と思っています。

よろしくね------。



by 名古屋の虎 (2011-06-20 06:53) 

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