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である [読書した履歴]

ころんで学ぶ心理療法―初心者のための逆転移入門
こんな本を買いました。

『ころんで学ぶ心理療法』
(遠藤裕乃著 2003年5月 日本評論社)

サブタイトルが《初心者のための逆転移入門》。

いや~、いい本。大場氏の『臨床心理面接特論―心理療法の世界 (放送大学大学院教材)』で紹介されていたので買って読んでみた。

カウンセリングをすると、カウンセラーの心の中には、クライアントに刺激されたいろいろな感情や思考が沸き起こってしまう。これを逆転移という。

この逆転移を使ったカウンセリングが、著者の失敗事例とともにとても分かりやすく書かれている。

クライアントに巻き込まれたり、振り回されたりしがちな駆け出しのカウンセラーのために、逆転移を使って対処する術がわかりやすく書かれている。

カウンセラーは、カウンセリングでは器である。カウンセラーの身体は、クライアントの話、声、態度などに対して全身を反応させるいわば楽器のような役割をしている。

楽器が、どんな音を、どんなふうに鳴っているかをじっと聴き取り、それを分析する。そんな方法である。まさに、心理カウンセリングだ。

今の私にタイムリーな本であ~る。
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