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ワーカホリックから学ぶこと [就労支援]

就労支援とは、クライアントが就労に向かっているそれを支える仕事であろう。しかし、ただ働けばいいというものでもない。中には、性急に働かない人がいいと思われる人もいる。つまり、働くことがクライアントの回復ではない場合がある。

たまたま、『魂の家族を求めて』(P197)に“ワーカホリックが回復し成長するための10のステップ”が紹介されていた。これは日本の仕事依存症者のために作成されたものである。だから、これから働こうという人向けのものではない。しかし、とても参考になる。以下それを引用させて頂く。

“ワーカホリックが回復し成長するための10のステップ”
①私たちは仕事がすべてである生活から離れられず、この執着のために日々の生活がままならなくなっていることを認めた。
②仕事への執着は、他人の評価を気にし過ぎるところからはじまり、自分の意志の力を信じ過ぎたことでひどくなったことを理解した。
③今までの生き方を支えてきた意志の力への信仰をやめ、他人の評価を恐れることなく、あるがままの自分の心と身体を受け容れようと決心した。
④あるがままの自分を発見するために今までの生き方を点検し、両親との関係から始まる人間関係について点検表を作った。
⑤上記の点検表を、先を行く仲間たちに見せて語りあい、真の自己の発見につとめた。
⑥偽りの自己の鎧の下に隠れていた、真の自己の存在を実感できるようになり、この“もうひとりの自分”と和解しようと思うようになった。
⑦今までの生き方の誤りが、真の自己を見失い、傷つけ、成長の最後の段階を踏みそこなったことに由来することに気づいた。
⑧自分の生き方の点検を続け、新たに気づいた無理な生き方は勇気をもって変えることを心がけた。
⑨自分の命の自然な流れを実感するようになり、その流れに漂うことに落ちつきを楽しむようになった。
⑩これら自分の経てきた成長のステップを、まだ仕事への執着に溺れている人々に正確に伝えた。
以上
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