キャリアアンカーとジョブロール [キャリアカウンセリング]
昨日(5月13日)、富山キャリアコンサルタント研究会に参加した。エドガーH.シャイン博士についての勉強会だった。とても面白かった。
勉強は、2006年11月大阪でのシャイン博士の講演視聴から行われた。実は、私はシャイン博士の理論にあまり興味がなかった。しかし、勉強会を終えたときには「凄いわ、これ」と思った。私なりにまとめておく。
ジョブマッチングは二つのツールで行う。一つは“キャリアアンカー”、もうひとつは“ジョブロール”。この二つでジョブマッチング・プロセスを改善すべし、というものである。
キャリアアンカーとは、<長期的な職業生活上の拠り所>
ジョブロールとは、<職務や役割>
そして、それらを<話し合う>
話し合いとは、実際の上司、部下、新しく配属になるかもしれない人、異動になるかもしれない人など4~5名でそれぞれのキャリアアンカーとジョブロールを一緒に考え、プランニングすることである。
ただし、このときそれぞれのキャリアアンカーとジョブロールが十分に分析されていなければいけない。そして、分析によって得られた用語(共通言語)をそれぞれが駆使できることが望ましい。
私はこのようなことが実際職場内で行われるとは思わない。むしろ、新しい職を求める場でなされればいいと思う。現在は試用期間や会社見学が可能だ。しかし、それでも不明な部分はまだ多い。特に、社風や職場の雰囲気などいわゆる文化面は分析が難しく、測定方法もない。したがって、新しい職に就くということは新しい文化に飛び込むことでもある。
しかし、ジョブロールがあればそうではない。不明な文化面もある程度、事前に識別できる。実は、このような話し合いは文化を話していることに等しい。こうなれば、雇い入れのオリエンテーションも随分と改善されるだろう。しかも、職に就いてから戸惑うことが少ない。
ちなみに、ジョブロールとは仕事の主な利害関係者の期待を表した絵だ。これによって、対人関係のプレッシャーがどのようなものかや役割曖昧性、役割葛藤、期待交差、期待過剰負荷がどれほど存在するかが明らかになる。さらに、本人のキャリアアンカーがマッチするかどうかが検討できる。 (以下、例として… →は期待を表す)
同僚(一緒に頑張ろうな!)
↓
上司(指示どおり頼むよ!)→ 本 人 ←顧客(少しでもいい物を提供してね!)
↑
家族(早く帰ってきて!休みのくらい一緒に遊んでくれよ!)
これにより次に、本人に足りない部分を補完する学習計画が必要になったり、オプションを探したりなどに移行する。
勉強は、2006年11月大阪でのシャイン博士の講演視聴から行われた。実は、私はシャイン博士の理論にあまり興味がなかった。しかし、勉強会を終えたときには「凄いわ、これ」と思った。私なりにまとめておく。
ジョブマッチングは二つのツールで行う。一つは“キャリアアンカー”、もうひとつは“ジョブロール”。この二つでジョブマッチング・プロセスを改善すべし、というものである。
キャリアアンカーとは、<長期的な職業生活上の拠り所>
ジョブロールとは、<職務や役割>
そして、それらを<話し合う>
話し合いとは、実際の上司、部下、新しく配属になるかもしれない人、異動になるかもしれない人など4~5名でそれぞれのキャリアアンカーとジョブロールを一緒に考え、プランニングすることである。
ただし、このときそれぞれのキャリアアンカーとジョブロールが十分に分析されていなければいけない。そして、分析によって得られた用語(共通言語)をそれぞれが駆使できることが望ましい。
私はこのようなことが実際職場内で行われるとは思わない。むしろ、新しい職を求める場でなされればいいと思う。現在は試用期間や会社見学が可能だ。しかし、それでも不明な部分はまだ多い。特に、社風や職場の雰囲気などいわゆる文化面は分析が難しく、測定方法もない。したがって、新しい職に就くということは新しい文化に飛び込むことでもある。
しかし、ジョブロールがあればそうではない。不明な文化面もある程度、事前に識別できる。実は、このような話し合いは文化を話していることに等しい。こうなれば、雇い入れのオリエンテーションも随分と改善されるだろう。しかも、職に就いてから戸惑うことが少ない。
ちなみに、ジョブロールとは仕事の主な利害関係者の期待を表した絵だ。これによって、対人関係のプレッシャーがどのようなものかや役割曖昧性、役割葛藤、期待交差、期待過剰負荷がどれほど存在するかが明らかになる。さらに、本人のキャリアアンカーがマッチするかどうかが検討できる。 (以下、例として… →は期待を表す)
同僚(一緒に頑張ろうな!)
↓
上司(指示どおり頼むよ!)→ 本 人 ←顧客(少しでもいい物を提供してね!)
↑
家族(早く帰ってきて!休みのくらい一緒に遊んでくれよ!)
これにより次に、本人に足りない部分を補完する学習計画が必要になったり、オプションを探したりなどに移行する。
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