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名著 [みんなの仕事塾]

新編 職業と人生―仕事とは何か生きるとは何か 住友古老の知恵職業と人生―仕事とは何か、生きるとは何か (ゴマブックス)
←左の写真は、“新編”。私が読んだのは“ゴマブックス”↑。

ちらっと寄った本屋さんで「コッ、コッ、コレは!」と思って買った。
すごくいい本。

例えば、「なんのために働くのか?」の問いに、最高の答え方をしている。
しかも、わかりやすい。以下、私なりの要約です。

一般的な求職の論理は…
①生きるために食う。
②食うために働く。
③働くために職を得る。
したがって、職は食のため。言い換えれば、食うために働く

しかし、生きるの言葉の意味しだいで、食・働・職の意味合いがすっかり変わる。
結論を言えば、働くために食うが正しい。

なぜなら、生きるという言葉の意味には、あらゆる動物がやっている生命の持続以外に「よりよく生きよう」というもうひとつ意味がある。そして、「よりよく生きよう」というのは、この世界のなかのそれぞれの使命を充たしていくことであり、そこに人生の目的がある。

したがって、生きるという言葉の意味のうちに、人生の目的を充たすことを含めれば、生きることは働くことである。働くことによってのみ人間として生きることの真の意味と価値が生まれる。

だから、生きるために食うことは、働くために食うことであって、食うために働くのではない。
(けれども、食は働くものの糧であり大事ではないということではない。)

と、こんな感じである。他にも、「仕事に向く向かないは、いつ、だれがきめるのか」「仕事が人を育てる」など、興味深い問いがずらりと目次に並び、なかに見事な答えがある。

この本は1990年頃には世に出ている。また、著者は学者ではなく、実業界(住友)に身を置きながら、悩み、考え続けた人である。

う~む、いいゾ! この本! さしずめ「みんなの仕事塾の教科書」だな[猫]
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