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関心 [キャリアカウンセリング]

え~、今日はぜひとも「興味」と「関心」ということばを区別したいと思います。なぜなら、職業選択やキャリアを考える場合、「興味」と「関心」は「能力」「価値観」と同様、大切な判断基準のひとつだからです。しかし、キャリアカウンセリングの現場では「興味」も「関心」も同じに使っています。

ここで、1年ほど前の、TOTO (2007-06-16 14:21) さんのコメントを引用します。

“類語辞典(小学館)を引いてみた。「興味」が対象のある一点に感情的に向けられていることがあるのに対して、「関心」は対象全体に理性的に向けられることが多い。すなわち、「興味」よりも「関心」の方が幅が広いような気がする。しかし、キャリアを考える場合、言い換えれば行動の動機づけを逆に見た場合、この二つには明確な違いがある。

つまり、「興味」とは外発的要因(誘因)であり、「関心」とは内発的要因(動因)である。すなわち、前者は魅力的な対象物の存在のことであり、後者は行動そのもののことである。たとえば、前者は与えられる報酬や社会的評価であり、後者は充実感や均衡状態の達成である。”

で、この引用に、<面白い>と<楽しい>を絡め、さらにいろいろ繋げていくと…
「興味」=感情的=誘因=対象物の存在=名詞=面白いこと=業種(業界)…
「関心」=理性的=動因=行動そのもの=動詞=楽しいとき=職種(職務)…
と区別ができる。だから結論として、キャリアカウンセラーが基本的に
「あなたはどんな仕事に興味がありますか?」と訊くときの期待する答えは業種(または会社)。
「あなたはどんな仕事に関心がありますか?」と訊くときの期待する答えは職種(または技能)。
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