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看病 [読書した履歴]

笑顔の大家族このゆびとーまれ―「富山型」デイサービスの日々惣万佳代子さんの本。

惣万さんは、ご存知の通り「富山型ディサービス」の生みの親。
平成5年、今から15年前にお年寄り、障害者、赤ちゃん…誰でも利用できる「このゆびとーまれ」を立ち上げた。

この本は2部構成。1部は「このゆびとーまれ」の出来事集。2部は小説集。

惣万さんは、実は小説家でもある。32歳のとき『菜の花の咲く頃』で、第1回とやま文学賞小説部門で佳作(その年の最高賞)を獲得している。『菜の花の咲く頃』は、長患いの負担が理由で医療行為を否定した娘が母親に頬ずりするかのように付き添いながら最後を看取った話である。この他にも、4つの短編小説が収録されている。どれも20代の作品で、看護師時代に書かれたものである。

1部は、心温まる話。 2部は、つらくてせつない話が多い…。

これまでお気楽におじゃましていたディサービス…。
しかし、利用者さんおひとりおひとりの背景に、もっと尊ぶべきものがあることに気づかされた…[猫]
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