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数学 [就労支援]

『仮説力』(竹内薫著 2007年2月 日本実業出版社)から

数学ができる人とできない人の違いの典型的な例は、「または」の使い方である(P76)という。

つまり、「AまたはB」といったときに、数学の「または」は①Aだけ、②Bだけ、③AとB両方の3つある。ところが日常会話は①Aだけ、②Bだけの2つだけ。

数学的に訓練を受けている人(数学ができる人)は、前者。つまり、3つ考える。あるいは、後者の2つだけで考えたとしても、オプション(排他的OR)として考えている。

ちなみに、これは論理学の“両立可能性”や“ド・モルガンの法則”の「(AまたはB)ではない」の否定(両立不可能な主張)は「(Aではない)かつ(Bではない)」と似てないか。

それができる・できないで違うらしい。著者はそれを“数学力”といい…
数学力というのは、物事を非常に細かく正確に分析する能力といえます。数学を少し勉強するだけで、微妙なちがいがわかってくるので、より分析能力が上がってくるんですね。(P79)
難しいとか複雑な事を判断するにはこの能力が必要だ。そして、微妙な違いを嗅ぎ分けながら判断するのだろう。勘ではあまりに頼りない。

“数学力”は、入力と出力のほかに、中間層をいれることで学習できる。逆に、単層では入力と出力の層しかなく、判断できない。つまり、AならA、BならB。いわゆる「単細胞」というやつである。

状況を細かく厳密に区分けする“数学力”。これが柔軟な判断力を生む[猫]う~私、数学苦手でしゅ…
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