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職務 [キャリアカウンセリング]

論理トレーニング101題近頃、一般求人に「職務経歴書」なる書類を求める企業が増えてきた。

「職務経歴書」とは、求職者の過去の行為を示すレジュメである。これには、定められた形式はない。したがって、タイトルも必ず「職務経歴書」しなければいけないわけではない。例えば、「主な経験およびセールスポイント」としてもよい。すなわち、いかに読んでもらえる文章を作成するかが勝負である。

また、「職務経歴書」は「履歴書」よりも、求人先の社内を流通する。なぜならば、「履歴書」よりも「職務経歴書」が求職者の人柄を表しているからだ。

例えば、人事から採用担当部(製造や営業など)へ、人事から社長をはじめ役員へ、軽々とコピーやファクスで流れていく。だから、採否の判定においては「履歴書」よりも重要な書類である。

にもかかわらず、求職者はこの「職務経歴書」が書けない。それは、文章が書けないからだ。ここでの文章は作文ではない。むしろ、論文である。したがって、論理的な文章でなければいけないのだ。

論理的な文章には、文と文のつながりに明確な関係がなければいけない。それを示すのが接続詞。接続詞には、次の7種類ある(野矢茂樹著『論理トレーニング101題』に、そう書いてあった)。

①付加…そして、さらに、なお、ちなみに、そのうえ、それから、および、また、むしろ、しかも
②理由…なぜなら
③例示…たとえば
④解説…すなわち、つまり、結局、要約すれば、言い換えれば、
⑤帰結…だから、したがって、それゆえ、そのため
⑥転換…しかし、けれども、だが
⑦補足…ただし、もっとも

このような接続詞を文と文との間に入れ、論理関係をつくる。しかし、実際、求職者はこの接続詞の使いようを知らない。無理もない。誰も指導してくれないからだ。だが、この接続詞を意識的に入れることで、文章がぐっと読みやすくなる。そのゆえ、「職務経歴書」を読んでもらえる確率は高くなる[ペン]
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