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就職先に定着するコツ [キャリアカウンセリング]

キャリアカウンセラーは、就職が決まったら、「その就職先でうまく定着するコツ」を話し合います。
1、初対面、初日、初年度
2、まじめに勤務する
3、郷に入っては郷に従え
4、利益に貢献する
5、他部署のことも考慮する
6、上役を上手にたてる
7、経営陣の悪口はタブー
8、一目置かれる社員になれ

しかし、これは一般論。私は、これをアレンジします。これまでのカウンセリングで得たメモと混ぜて。
何故か?
ひとつは、人によりますが、学校を出たけれども就職するのに立ち止まってしまったことのある人や転職歴の多いひとは特にそうですが、状況が悪くなったときにはこれだけでは通用しない。
もうひとつは、近年の一般企業の職場は人間関係が希薄。誰かが何かしてくれると思わない方がいい。教育期間があればそれは恵まれています。自分から、わからないことを聞いたり、教えくれるようお願いしたり行動しないと何も始まらない。初日から、即実戦ということがあたり前。

だから、人によっては
1、仕事は中途半端にする
2、自分の弱みを知ってもらう
この2つだけの場合もあります。しかし、それができれば定着できると思います。

つまり、一般論だけでは通用しない。それ以外の自分なりの固有の戦術をいくつもっているか。
それが定着するコツではないかと。そこに活路を求めることを考えてはいかがでしょう?


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カタカナ職業と漢字の職業 [キャリアカウンセリング]

きゃりあかうんせらー

パソコンで字を打ち、「カタカナ」に変換。変換前、この「ひらがな」が目に入る。

なあにうぉいってらー

と似てはいないか?世の中には、「ひらがな」と「カタカナ」があるけれど、受けるイメージが違う。
違いすぎる。職業名は特にそう。表記の仕方で、受けるイメージがかなり左右される‥?

「ふぁいなんしゃるぷらんなあ」と「ファイナンシャルプランナー」
ひらがなだと、「えぇ?なん、しっしゃるぷらんなぁけぇ~。」(富山弁入ってます)ってなりそ。

「せらぴすと」と「セラピスト」
ひらがなだと、世捨て人のように見えなくもない。

「ぷろぐらまー」と「プログラマー」
ひらがなだと、プロパンガスの新商品に見えるのは、私だけ?

「えすててぃしゃん」と「エステティシャン」
ひらがなだと、舌を噛みそう。

って、遊んでばかりいてはイカン。んで、『職業レファレンスブック』を持ち出し、細分類の中から個人的にカッコよさそうな漢字の職業名を書き出してみる。

「医学研究者」「強電技術者」「鋳造技術者」「歯科医師(ふだん歯医者さんって言ってますが‥)」「検察官」「社会保険労務士」「スポーツ個人教師」「照明家」「国会議員(県議会議員などは、地方公共団体議会議員)」「徴収事務員(税務署の人も含みます)」「幼稚園教員」(「幼稚園のしぇんしぇ~」などと気安く呼んではいけない)」「速記者」「再生資源仲買人」「競売人(人を売る仕事ではない)」「接客社交係」「海面漁労作業者(漁船にのって水産物を捕獲する人)」「精穀工(精米もそのひとつ)」「和生菓子製造工(いわゆる和菓子職人)」‥つづく。


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在職中のカウンセリングも‥ [キャリアカウンセリング]

30歳~35歳にかけて、誰でも一度くらいは職業人生上での転機を迎える。

「今回のことですっかり自信をなくしてしまっています」と、あるクライアント。

つまり、自分の能力・スキルや値打ちなどを<自ら>信じることができない状態。
なので、これまでの10年のキャリアさえも「一体なんだったんだろう」と否定する。

キャリアカウンセリングは、そういう在職中の方の相談にも応じ、心情に添いつつ解決策を探る。

職場内でのメンタルヘルスといわれる部分である。それは、人間関係上の問題もあるし、それ以外にも、例えば本人の力量(コントロールできる度合い)と仕事の要求度(負かされている責任)のバランスが悪くて、それがストレスの原因(ストレッサー)となり、睡眠障害、動悸、発汗、ミスの増加、物忘れなど(ストレス反応)の状態を起こす場合がある。

キャリアカウンセリングは、職業人生における「入口」「滞在」「出口」の場面で介入する仕事です。
現在、お仕事をなさっている方でも、お気軽に相談していただきたいと思います。


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とりあえず始めておく [キャリアカウンセリング]

週の最初の月曜日。今はそうではないが、サラリーマン時代はつらかった。
休みモードから勤務モードに切り替わるのは、だいたい月曜の3時頃から。

「超整理法」の野口悠紀雄氏の本の中(だったか)に、イナーシャという言葉があった。

仕事を気楽に始めるには、このイナーシャ(おっくうだなって気持ち?)を減らすこと。
まず、あまりかまえないで、とりかかりを作っておくこと。10割のうち2割のつもりで。
「とりあえず、始めておくことだ」ってということが書いてあったように思う。

とりあえず、これと‥。とりあえず‥あれと。とりえあず‥それと。

最近の私のキャリアカウンセリングも「とりあえず○○ですから‥」しか言っていない。いやほんとに。

「とりあえず電話して確認するだけですから」「とりあえず履歴書送るだけですから」「とりあえず面接受けるだけですから」

そのいい例が、呑みの時の「とりあえずビール!」ですから‥。それとは違う?いや同じか?


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間、と話し変えようか [キャリアカウンセリング]

キャリアカウンセリングは、通常一人1時間。

私はその間、神経を集中しクライアントに注意を向けながら話を聴きます(これを傾聴といいます)。

時々、お互いなにも話さないときがあります(沈黙=構成的・懇願的・逃避的の意味があります)。
クライアントが考え込んだり、何かを言ってくれるのをまったり、その話をさけたいときなど‥。
また、同時にカウンセラーも考え込んだり、クライアントに注意を向けたり、話すのをまったり‥。

この間は、とても意味があり、生産的です。とてもクリエイティブな瞬間だと思っています。

それと、私は「話し、変えようか?」と声がけすることがあります。

これが言えるときは、クライアントとカウンセラーの会話が生産的になっている証拠です。
一つの作品をお互い対等の立場にたって作っているような感覚のときに、こう言えます。


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甘えているんじゃなくて、甘えていない [キャリアカウンセリング]

働きたくても働けない、定職に就きたくても就けない、そういう人をよく「甘えてる」という人がいます。

でも、それは違うと思います。

彼らは、自分自身に対しても他者に対しても、甘えていない。
甘えるのがとてもうまくないと思います。

それは、親に対しても同じで、親に上手に甘えることができない。
たぶん、幼いときに可愛がられていないことも遠因としてあるような気がします。

結局、上手に甘えるということができない。甘えていない。もっと甘えていいと思います。


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弱みをみせる [キャリアカウンセリング]

転職を希望する方のカウンセリングには、クライアントのキャリア(経歴)を書き出し「強み」を抽出し、それを転用できないかを考えます。

しかし最近はそれだけでは、ダメじゃないかと感じています。

前職を退職した際は、なんらかの理由があったと思います。
そのときクライアントの「弱み」も抽出し、その「弱みをみせること」も大切ではないかと‥。

つまり、その「弱み」を「わかるよ」と言ってれる、補完してくれる人や経営者が必要ではないかと。
そう言ってくれる人や経営者もいるんじゃないかと。
また、そう言ってくれる人や経営者にも「弱み」がないわけではない。

互いの「弱みをみせること」で、マイナス×マイナス=プラスになる。
逆に、その方が互いに可能性が開けてくるような気がしています。


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若者の国民年金負担 [キャリアカウンセリング]

成人式も終わりましたが、そう喜んでばかりはいられないようです。
なぜなら、彼らは(20歳から)は、年金の支払義務が生じるからです。
(ちなみに、私が20歳になったときは、そんな制度なかったなあ~)

・国民年金の月々保険料
平成17年度13580円、18年度13860円、その後毎年、280円ずつ10年間上がります。

定職に就いていない若者にとって、これはキツイ。そこで30歳未満の方には次の方法があります。
・全額免除‥例えば単身世帯の場合、年間所得が57万円以下だと保険料0円
・半額免除‥例えば単身世帯の場合、年間所得が141万円以下だと保険料が半額の6790円
・支払猶予‥全額免除は世帯主の所得も含めるが、世帯主の所得にかかわらず全額免除基準を
        満たせば、保険料の後払いを認める仕組み
        学生にはすでに同様の制度があり、これを昨年4月から20代全体に広げた

定職に就いていなくて親と同居という方も少なくないので、この支払猶予制度を利用してあとから支払う(追納)ということで考えてはどうでしょうか?

以下は、新潟で社会保険労務士をしている私の兄からのコメントです。
「年金は、とにかくほっとかないで免除でも、特例でも手続きをしておくのがベター。なぜなら、手続きをしておくと障害になった時に障害年金がでるから。」


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婚約と就職 [キャリアカウンセリング]

秋田實氏の『ユーモア辞典』より

「君、婚約したんだって?」
「ええ」と用心深い娘が答えた。
「でも私、その方の地位と財産の調査報告を手に入れるまでの期間を要求したの」
「そいつは婚約じゃないさ。そういうのは、選択というのだよ」

キャリアカウンセラーという仕事柄、これを仕事に置き換えて考えてみました。
「君、就職したんだって?」
「ええ」と男が明るく答えた。
「でも会社は、私がこの職場に馴染んで仕事ができるかどうかを試したいと言っていました」
「そいつは就職じゃないさ。そういうのは、試用期間というのだよ」

どちらも、そう簡単なことではないようです‥。笑えない笑い話でした。


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キャリアカウンセラーの力 [キャリアカウンセリング]

今朝(12月13日)、外をみたら雪がこんもり積もっていました。
雪って、冷たいけれどあったかいイメージがあるのは私だけでしょうか?

キャリアカウンセラーの資格を取得して、9月からキャリアカウンセリングを実施して3ヶ月。

どうも最近、キャリアカウンセラーとしてのひとつの節目にきているような感じがしています。
ここらで、自分の能力の自己評価をして、足らないところを学習で補う必要がありそうです。

キャリアカウンセラー(CDA)は必要な12の能力があるとされています。

①支援スキル‥クライアントとの肯定的な関係構築と望ましいキャリアの支援ができる
②固有なニーズへの対応スキル‥ひとりひとりの多様性を認識し、必要なサービスを提供できる
③倫理規定‥自己の役割の領域を知っている
④指導と学習‥カウンセラーの指導員の支援を仰ぐべき状況を認識している
⑤キャリアのモデル‥キャリア選択、計画、進行に関連した理論を知り、応用できる
⑥アセスメント‥キャリア支援のために適切なテスト、評価を使用することができる
⑦テクノロジー‥キャリア支援のためのソフトウエアー、ウエブサイトを使用できる
⑧労働市場情報‥クライアントに必要な労働市場情報を提供できる
⑨求職活動スキル‥求職、就職、転職の支援ができる
⑩トレーニング‥ワークショップ形式で使用する教材を駆使し教えることができる
⑪プラグラムの実施‥キャリア・プランニング・サービスの立案と実行について支援できる
⑫普及とPR‥キャリア・プランニング・サービスの普及を図ることができる

⑧が弱い。あと⑪が、クライアント主導になっていないのかもしれない‥。
う~ん。まだまだ、青いなぁ‥。


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公私のきりかえが大事 [キャリアカウンセリング]

ジョブシャドウを経験したD君。事後のカウンセリングで次のように話してくれました。

D君「仕事で嫌なことがあっても、辛抱できる方法のヒントを得ました」
私 「そう、そのヒントについてもう少し具体的に話してもらえませんか」
D君「それは公私のきりかえをすることです。例えば、夜の時間の過ごし方とか‥」
私 「公私のきりかえが長く勤めるポイントだとお感じになったのですね」

公私のきりかえ。確かに、お勤め方も、社長さんも、自営業者の方も、もしかしたら主婦の方も‥。
そういうきりかえがポイントなんだと思います。そのことを再認識させてくれました。私もとても大事なことだと思います。

でも、なかなか難しい。背中に「ON」「OFF」のスイッチでもつけようかなぁ~。


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資格をめざす前に‥ [キャリアカウンセリング]

私は、資格試験の準備を始める前、一度キャリアカウンセリングを受けることをお薦めします。

その資格がなぜ必要か、なんのために資格試験を受けるのかを明確化するためです。
(もしかしたら、資格取得が目的でなく、知識そのものの習得が目的かも-もちろんそれでもいい)

ちょっとむずかしいを言い方をすれば、キャリアカウンセリングを受ける(=自分のことを話す)ことで意思決定の必要性の自覚を確認できるからです。

キャリアカウンセリング=「自覚」試験

資格試験を受ける前に、これを受けてみては?そうすれば、合格する確率は倍増するかも‥。


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あなたはどのスタイル? [キャリアカウンセリング]

いや~、今日はいい天気です。空が水色。あったかいし。まさにこれって「小春日和」ですよねぇ。

で、今日はアメリカの心理学者ディンクレッジの8つの意思決定スタイルをご紹介します。

①計画型スタイル‥体系的、段階的(注※)
②苦悩型スタイル‥決心せずに、その前の段階にのみ没頭する。
③衝動型スタイル‥体系的プロセスがわからない。他の選択肢を探さない。
④直感型スタイル‥自分の経験や判断だけで選ぶ。広範な情報収集をしない。
⑤従順型スタイル‥他人が意思決定することを許す。自分で意思決定しない。
⑥延期型スタイル‥決定を延期する。恐怖心が強い。やる気がない。
⑦運命論型スタイル‥自分ではコントロールできないと信じている。
⑧無力型スタイル‥結果を恐れ、判断や行動をしない。

さて、あなたはどのスタイルですか?

いわゆる人生における重要な結果や帰結をもたらすような意思決定(進路選択、職業選択)は、どのように決めているのか。また、誰から学ぶのか。これらは、まだわかっていないそうです。が、両親(特に母親)からの影響が強く、また手助けしているそうです。

一般的には、計画型意思決定スタイルが大切だといわれています。では、その計画型とは‥。
※計画型意思決定スタイル~7つのステップ
①決定事項の明確化
②情報収集
③選択肢の明確化
④根拠の評価
⑤選択肢の中から最終選択
⑥行動
⑦決定と結果の検討


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修羅場ノムコウ [キャリアカウンセリング]

修羅場をくぐり抜ける。

修羅場とは、激しい戦闘が行われる、血なまぐさい悲惨な場所。
人生のなかにはそういう場に出くわすことがある。
例えば、「職場」「学校」「家庭」でも‥。

そのときの対処の仕方が、その後の人生(特に職業人生)を大きく左右する。
そういう修羅場をくぐり抜けれた人と、そうでない人と‥。

自己概念を否定されるような出来事によって、人は肯定的自己概念をもてなくなる。
否定的自己概念は自己の不一致をもたらし、自己や経験を受容できなくなる。

そんな時こそ支援スキルをもつキャリアカウンセラーの積極的な介入が不可欠だ。
本人の納得感ととことんつき合い、自己と状況(環境)の分析をし、戦略を立てる。
もう一度、戦場をめざしながら。


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グッジョブ・マインド [キャリアカウンセリング]

今日、ある方とお話をする機会がありました。そのなかで高校生の進路について話が及びました。
そこで、私は次のような仮説を立ててみました。

なんと「高校生は全員働きたい」

それを「グッジョブ・マインド」と呼ぶ

でも‥「具体的な糸口を見いだせない」

しかし「多様な体験があれば働ける」

18歳の頃って、なんかくすぐったい感じ、くすぶる感じ、モヤモヤした欲求が満タン。
その欲求はどろどろした液体のようなもので、思いっきり汗をかいて消費される。

しかし、ここ10年くらい前から、思いっきり汗をかけない社会になっている。とすると、それはなぜ?

1990年以前=みえる仕事×見える力(読み書き、計算)で社会へでる
1990年以降=みえない仕事×見えない力(好奇心・想像力など)で「?」

18歳。その年代をキャリア形成の現実的探索・試行期としたら、将来設計案をつくり、実現可能性を試す。しかし、ダメで、もう一回試す。再検討しまた試す。また再検討してまた‥‥。

そうこうしているうちに自然と社会に出るんじゃないかなぁ。
そういう仕組みをマイジョブで、キャリアカウンセラーで、作れないかなぁ。


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転機を乗り切る [キャリアカウンセリング]

人生の節目、時代の変化を克服する方法を、ナンシー・K・シュロスバーグ(1929~)というアメリカのキャリアカウンセラーは、次のように言っています。

まず、リソースを点検する(第1段階)→次に、変化を受けとめる(第2段階)

第1段階
次の「4つのS」を冷静に点検します。
①状況(Situation)‥この状況を、プラスとみるか、マイナスとみるか
②自己(Self)‥この変化をコントロールできるだけのスキル、経験はあるか
③支援(Supports)‥家族、友人、資金、時間など、必要な支援はあるか
④戦略(Strategies)‥複数の戦略を使えるか、試みることはできるか

第2段階
そして、変化を受け入れる
変化の見定め→戦略→リソースの強化→行動→変化を活かす→選択肢を増やす→乗り切る

この2つのステップです。ですが、一人ではなかなかこの作業はできません。他者の手助けが必要です。そんなときこそ、キャリアカウンセラーへ‥。


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ダメなキャリアカウンセラー [キャリアカウンセリング]

「説教CDAが、一番ダメ」と、キャリアカウンセリングの学校で、講師の方が最初に言われました。
「迷惑のかけ方が少ないのが、いいCDA」とも言われました。

カウンセラーの価値観(=「働くこと」に何を求め、何を望むか)は、相談者と違って当然。CDAにとって大切なことは、価値観よりキャリア発達という視点であり、そこに介入べきということです。

まったく、その通り。

しかし、自分の価値観をおしつけるCDAが多いのも事実です。私も、気がつかないうちに、ちょっとした隙間から滲み出ているのかもしれません。それを相談者が受け取ってしまっているかもぉ~。

例えば、団塊の世代の価値観は、高学歴→すべきこと(仕事)→研修→組織→能力→計画。
しかし、団塊ジュニアの価値観は、面白い→したいこと(仕事・遊び)→生活習慣→プロジェクト→使命→偶然。と、まったく違います。この団塊の世代の価値観をジュニアにおしつけたら、キャリアカウンセリングではなくなります。しかし、これがなかなかできない。

だから、キャリアカウンセラーという職があると思うんですが‥。

ちなみに、CDAはキャリア・デベロップ・アドバイザーの略です。CAD(キャド)に似てますが‥。


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心情に寄り添う [キャリアカウンセリング]

もう20年も前の話ですが、私が仕事で気持ちが萎えそうになったときのこと。私は事務所のおもてでタバコを吸っていました。そこへ、同僚が出てきました。彼は私に何か言いかけそうになったけどやめて、私と同じようにタバコを横で吸いました。

彼は横にいるだけでした。しかし、私の心情を理解してくれているのがわかりました。横で私の心情に寄り添っていました。私は、なんだか涙が出そうな気持ちになりました。あまりに不思議な感じだったので、そのときの光景は今でもはっきりとおぼえています。

彼とは、いろいろな話をしたりしていました。「想像力の欠如がなんとか、かんとか‥」って言っていたその「想像力」という言葉が印象的でした。

結局、人の気持ちは他人には分からない。完全に共感できません。キャリアカウンセラーがすることは相手の心情と同じ側に立つことです。キャリアカウンセリングでは、それを「共感的理解」といいます。相手が感じているように感じる態度のひとつで「共感性」ともいいます。共感性が豊かになれば、心情の交流も豊かになります。しかし、いくら共感しても相手に代わることができません。

その同僚は、ただ横にいて「想像力」を発揮して、私のキャリアカウンセリングをしていたのかもしれません。う~ん。ただものではない‥。


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同じ言葉で答える [キャリアカウンセリング]

キャリアカウンセラーは、相談者といい関係をつくるためにいくつか技法をつかいます。その一つが「反射」です。この「反射」をつかうと、生活が明るく楽しくなる場合が多々あります。

小さいお子さんが学校から帰ってきて
「ねぇ、お母さん、今日学校でクマが出たんだよ!」
「え~、今日学校でクマが出たんだ!」

遅い夕飯をとる旦那さんが、奥さんに
「今日、会社の上司に叱られちゃって‥」
「そう、会社の上司に叱られちゃったの‥」

奥さんが仕事から帰った旦那さんに
「今日ねぇ、買い物の帰り道、100万円拾ったの!」
「えーっ!、買い物の帰り道、100万円拾ったのか!」
(そのあと、どうしたのでしょうか‥)

腹が立っている場合はもちろん、うれしい場合、かなしい場合、‥そんな色々な特別な場合に、相手の気持ちを分かってあげて、その場の雰囲気にふさわしい合槌や返事を言い表わせますか?

そんな時は「反射」です。

相手の言葉を相手の緊張度に合わせて、そのまま返す。これが「反射」です。

うまく「反射」するには、相手の話をよく聴きことです。どんな気持ちで言っているのか、相手の話をよく理解し、そして相手と同じ言葉で答えることです。

やさしいようで、同じ気持ちの言葉で返事をするということは、案外できないものです。これには努力がいります。だから、「キャリアカウンセラー」って資格があるわけなんですけど‥。


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仕事選びの決め手 [キャリアカウンセリング]

キャリアカウンセリングのお仕事は、ひとの「転機」、社会の「転機」に登場するお仕事です。

<社会の変化>
①1990年まで
15年ほど前までは、「小学-中学-高校-大学-会社」というひとつの職業人生がありました。また勤めた会社での役職が社会的評価であり、そのひとの評価がその一点に収束される鮮明な基準がありました。

②1990年以降
コンピュータ・各種メディアの発達により情報化社会となりました。この社会では、客観的事実を正確に伝える情報伝達の仕事が多くなりました。また、それが優先されかつ必要以上に固執してしまう傾向が生まれました。成果主義もその一つ。誰でも、同じように受け止められる基準を追求し、その基準を満たすことで評価される社会です。

③2005年の社会
今、その評価基準がさらに先端的に収束しつつあります。しかし正確さは同時にあるものを削ぎ落とします。それは、ひとの五感が感じたありのままを言葉にあらわす勇気です。ありのままに働くことができにくい社会になりつつあります。

<人の変化>
①幼年期
ひとは、生まれ、育てられ、育ち、育てるといういくつかのキャリアステージをもっています。生まれ-育てられる幼年期は、親と子の関係が中心です。そこでの経験は、ひとのものの見方や考え方を形成させます。今、ビデオやテレビゲームが電子ベビーシッターとなりつつあります。極端な「親和感の欠乏」(=親に可愛がられないと感じる)や「欲求の欠乏」があると、別の回路、例えば保育園や学校の先生に褒められた記憶やある絵を描くことだけ極端に評価された記憶により、ひとによってはある部分だけが飛びぬけて優れ、人間関係が極端に苦手という傾向があらわれます。

②サヴァン症候群とは
1887年に「ダウン症」で有名なJ・ラングドン・ダウン博士によって名付けられ、現代の精神科医ダロルド・A・トレッファートが「極めてまれな症状で、発達障害・精神遅滞ないし重篤な精神病・早期幼児自閉症あるいは分裂症による重度の精神障害をもつ人間が、その障害とはあまりにも対照的に、驚異的な能力・偉才の個性を有する場合」と定義しました。例えば、モーツァルトなど‥。

③あなたはサヴァン人?
どっちかというのでなく、どっちの視点をお持ちですか?(極端にお聞きします‥)

   サヴァン人→右脳型→考え方:センス(感覚的)→ものの見方:普遍的か固有なものか
ノンサヴァン人→左脳的→考え方:ラング(言語的)→ものの見方:一般的か特殊なものか

<職業の選択>
①仕事選びは固有なもの
恋愛や結婚、レストランでメニューをみて注文するときと同様、仕事を選ぶことは、一般的でもなく、普遍的でもなくして、固有なものです。したがって、この判断基準は感覚的であり、そのときのあなたはサヴァン人です。

②サヴァン人は概念でものをみない
ものをみる場合、概念でみる場合には言語(ことばの)能力を必要とします。しかし、これに頼りすぎると、逆に感覚的な判断基準は鈍くなります。

③仕事選びの決め手(結論-ひとつの仮説)
では最後に、仕事を何でどう決めるか。それは、記憶と体験(五感を通じて得る行為)で、ことばにできないような感覚で決めるものではないでしょうか。したがって、仕事を決めるときには既存概念や言語的表現(例えば、求人情報など‥あらゆる情報)から、できるだけ離れたところに身をおいてその感覚を敏感にした方がよいでしょう。極めて主観的な感覚で‥。こどものような無邪気さで‥。


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キャリアカウンセリングの事例紹介 [キャリアカウンセリング]

カウンセラーは、クライアント(相談者)が話をすることが最も必要と考え、その中のキイワードに着目しながら聴きます。これを傾聴といいます。それによって、クライアント自身が自分と向き合い、行動に移すまでを支援しています。

最近は、「働きたいけど働けない」で立ち止まっている若いひとが増えています。
マイジョブでは、その相談にも応じています。
これまでを事例のなかから、いくつかご紹介いたします(名前は仮名です)。

【伸生くんの場合】
①インテーク面談‥クライアントとカウンセラーとの間に信頼関係をつくる
②カウンセリング‥クライアントの職業的興味関心から、職業を複数見立てる
③職業情報面談‥職業Aに就いている人にインタビューする
④職業情報面談‥職業Bに就いている人にインタビューする
⑤職業情報面談‥職業Cに就いている人にインタビューする
⑥カウンセリング‥仮決定する
⑦アルバイト‥実際に働いてみる

【潤一くんの場合】
①インテーク面談
②カウンセリング‥働く気持ちがあるが、何をしたいという決定的なものがない
③カウンセリング‥環境分析(生計の維持、家庭環境、友人関係など)
④カウンセリング‥職業的興味関心(アセスメント)、能力・スキルの確認
⑤職業情報面談‥本人の興味関心(得意分野)を仕事にしている人にインタビュー
⑥カウンセリング‥職業・仕事の特定(見立て)
⑦ジョブシャドウ‥見立てた職業のうち、ひとつを職場体験
⑧合同就職面接会‥面接にむけて自己紹介文の作成や模擬面接トレーニング

【敏子さんの場合】
①インテーク面談
②カウンセリング‥職業的興味関心、能力、価値観を確認する
③職業情報面談(間接)‥質問内容は本人が用意。カウンセラーがその質問の回答を本人へ伝える
④職業情報面談‥志望する職業に就いていた(過去形)人にインタビュー
⑤ジョブクラブ‥求職活動中同士の話し合い。生の情報の共有や一人で活動をする孤独感の回避
⑥カウンセリング‥職業・仕事を複数特定し見立てる
⑦会社面接‥履歴書、自己紹介文(特に志望動機)、想定質問対策

それぞれを週一回のペースで行っています。カウンセリングは、一回約一時間。

これまでの事例から、約6回くらいのカウンセリングないしは職業情報面談等を経て、職業体験、アルバイト、面接などの次のステップに進む傾向が見受けられます。


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話術度をはかる [キャリアカウンセリング]

あなたの話術度をはかる(われわれはどの程度の話し方ができるか)

日常生活では、不断の話し方に注意すべきものです。どのように注意するかはそれぞれの勝手ですけれども、次の十の質問をのみ込まれると、それだけでも参考になるんじゃないかと思います。十問それぞれの答えをトータルして、答えに順じて、あなたの話し方をチェックしてみませんか?答え方は、いつも(0点)しばしば(1点)ときどき(2点)めったに(3点)絶対に(4点)です。

第一問 「自分の考え方を言葉に表すのにあなたは困難を感じますか」
第二問 「初対面の人と話をするのをあなたは苦にしますか」
第三問 「議論をするのがあなたはヘタですか」
第四問 「怒ったときや興奮したときには大きな声を出しますか」
第五問 「相手の話がよくわからなくてもわかったといいますか」
第六問 「話をするときあなたはもっとたくさんの言葉、語彙を知っていたらよいのになあと思いますか」
第七問 「話を始めるとき「ええ」とか「ああ」などと雑音を前置きしますか」
第八問 「人の話をあなたは邪魔したりしますか」
第九問 「あなたが話をしたり意見を述べているとき聞き手は退屈していると思いますか」
第十問 「あなたはむだ口やへらず口をききますか」

以上を採点し、トータルしてみてください。最高がいいとは限りません。
18点~23点 「どこといって指摘はできないが、改めた方がよいことがあなたの話し方にあるはずです」
23点~28点 「あなたの話し方は完全に正常です。特に目立つ短所も長所もなし、堅実に中庸の道を歩んでおられます」
28点~32点 「あなたの話し方は円満で幸福な方です。あなたのような方が今の世の中にはぜひとも必要です」

ここからは、だんだん悪くなります。
32点~37点 「あなたの話し方は、あらゆる美点をかね揃えたまさに世の鏡たるべきものです」
37点~満点 「あなたの話し方は実になんと申し上げたら言いか、ほんとだと信ずるにはあまりにもりっぱなる人格です」
18点~13点 「あなたの話し方はあなたご自身はもちろん、他の方たちにとってお気の毒です」
13点~8点 「できることならあなたと一生会わないでいたいものです」
8点~3点 「この点数から判断しますと、あなたの話し方は大げさにいえば民衆の敵ということになります」
3点~零点 「こんな方はまずありませんが、あったらその判断はいやはやお話になりません」

いかがでしたか。例えば、会社勤めでも何でもかんでも意味さえ通じればいい、そういう話ぶりではことがうまくいかない。普段お化粧したりするように、言葉づかいも努力すればどんな問題でも大抵片付くんじゃないか、なんて思ったりもします。


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